シンプルでオリジナリティーのある名刺を作成するには

名刺19

皆さんが普段お使いの名刺はどのようなデザインでしょうか。名刺は初めて会う人に差し出すものですから、その企業や組織の顔となる、小さいながらとても大事なアイテムです。もしあなたがフリーランスであれば、自分のブランドイメージを考え、演出しなければなりません。

この記事では、シンプルでも個性を出せる名刺に必要な条件、そしてそれをワードを使って自分で作る方法をお伝えします。

シンプルな名刺とは

まずシンプルな名刺とは、必要最低限の情報が、見た目にも相手にわかりやすく書かれているものであることが条件です。

名刺に載せる内容としては、企業名、氏名、連絡先が必要最低限の情報となります。しかし、これだけではメモ用紙に書いて渡すのと同じになってしまいます。名刺の限られた面積の中でどのように情報を見せるかで、相手の印象に残すことができます。

シンプルな名刺は、デザインが重要

ここで、デザインが重要な決め手となります。いくら名刺に載せる情報が必要最小限であったとしても、きれいに配置されていなければ、ごちゃごちゃとした印象になってしまいます。逆に、全体のバランスを考え、文字の太さやフォントなど見た目を整えれば、同じ内容でもすっきりと見せることができます。

また、文字以外のロゴやちょっとした装飾を工夫することで、シンプルでありがらおしゃれで個性のある名刺をつくることができるのです。

最も大事な、名刺の文字

まず、言うまでもなく最も重要な自分の名前は目立つように、太く大きめの文字でなるべく中央に載せます。他の情報とのバランスにもよりますが、配置(左・中央・右揃え)、余白、文字や行の間隔にも注意を払い、パッと見たときにメリハリがつくようにしましょう。

連絡先はやや小さめに、しかし相手がいざ連絡を取ろうとしたときに、読みづらくない程度の大きさになるよう、他者目線でよく確認しましょう。フォントの種類も大事です。定番は明朝体やゴシック体。明朝体にすれば実直で真面目な印象に、ゴシックにすれば少しモダンでオープンな印象にすることができます。

背景やロゴなど、文字以外の情報。レイアウトも大事

さて、文字だけでもシンプルな名刺は十分役目を果たします。しかし、もし小さなロゴなどワンポイントの装飾があれば、それだけで個性を出すことができます。背景は基本的に白が無難ですが、オフホワイトや薄いブルー、グリーンにするなどで印象も変わります。

濃い色にすると文字が見えなくなってしまいますので避けましょう(文字を明るい色にすることもできますが、必要な情報を見やすく伝えるのが最重要ですので、名刺ではおすすめしません)。

または、背景にエンボス加工などの薄い地模様を入れるのも、シンプルでありながらデザイン性を高める方法の一つです。

また、氏名と連絡先の間に色のついたラインを一本入れるなど、ロゴでなくてもほんのちょっとした工夫ひとつで、シンプルでありながらデザイン性のある名刺を作ることができます。

シンプルな名刺は、ワードで自分でも作れる

もし予算があれば、印刷会社にイメージを伝えてデザインしてもらうこともできるでしょう。しかしその反面、当然コストがかかります。内容がシンプルで、数十枚から百枚程度であれば、ワードソフトを使って自分で原稿を作り、さらに自宅の印刷機で刷ることも十分可能です。

非常に安価で作成できるうえ、同じデータを使って、また必要に応じて自由に変更を加え、繰り返し印刷することが可能です。

実際にワードで名刺を作ってみる。書式設定編

作成するときには、ラベル機能を使いましょう。メニューから「差し込み文書」を選び、次に「ラベル」を選択しクリックします。「封筒とラベル」ダイアログボックスが出てきたら、オプションを選択。ここで、お手持ちの名刺用紙の製造元、製造番号を選び、名刺のサイズ枠を設定しましょう。

「封筒とラベル」ダイアログボックスに戻り、「新規文書」を選択すると、ラベル仕様の文書が表示されます。これで、名刺づくりの準備完了です。

⇒インパクトのある名刺を作成したい!パール名刺のメリット

テキストボックスを使って、情報を入力しよう

名前や住所、連絡先など、文字を好きな場所に配置するには、横書きのテキストボックスを使いましょう。上のメニュー一覧から「挿入」をクリックし、「横書きテキストボックスの描画」を選択します。マウスポインターが十字になりますので、これをラベル上でドラッグして、入力したい場所を指定します。

この中に、名前や連絡先などを個別に入力していきます。デフォルトではテキストボックスの枠線が表示されるように設定されていますが、このままですと名前などの情報が四角で囲まれたまま印刷されることになってしまいます。

「図形の書式」タブから「図形の枠線」、「枠線なし」の順に選択し、枠線を表示させないようにしておきましょう。

作成した1つのラベルを、全てのラベル面にコピーする

ラベルを作成し終えたら、今度はそれを残りの全ての面にコピーします。作成したラベル全体を左クリックで選択し、「差し込み文書」、「ラベル」の順にクリックします。「印刷」項目の中の「全てのラベルに印刷する」にチェックが入っていることを確認し、「新規文書」をクリックすると、先ほど作成したラベルが全ての面に表示された状態で文書が作成されます。

あとはこれを印刷するだけです。印刷前に、印刷プレビューで正しい配置になっているか、よく確認してから印刷しましょう。

印刷の際のプリンターについて。給紙タイプに注意

意外にうっかり見落としがちなのが、ご自宅のプリンターのタイプです。給紙トレイが後ろから前など一つの方向になっている機械なら良いのですが、中には前方から給紙し、機械の中でUターンして前方に吐き出されるタイプがあります。

これですと、ラベル用紙の各ラベル面が印刷中に剥がれたりしてしまう恐れがあります。なるべく前者を使うようにしてください。

もし両面印刷をしたいなら…

例えば、表面を日本語、裏面を英語にした名刺を印刷したい場合、次のように設定しましょう。まず、作成した表面・裏面、計2ページのデータを用意します。「ファイル」タブから「印刷」を選択すると印刷設定の画面が出てきます。

ここで片面印刷から「両面印刷」に設定を変更、その際「長辺を綴じます」の方を選択します。印刷プレビューをよく確認してから、印刷すれば完了です。

シンプルなオリジナル名刺は、誰でも作ることができる

シンプルな名刺の条件、その作成方法を紹介しました。これから起業を目指す方、あるいは社会人でなくとも、就活中の学生さんで名刺が必要な方もいるでしょう。シンプルな名刺は知的な印象を与えます。低予算で、しかし素っ気ないのではなく自分らしさを出せる名刺は、コツさえ押さえれば、たとえ不器用であっても誰でも作ることができます。

この機会にぜひトライしてみてください。

参考:デザイン名刺.nethttp://www.designmeishi.net/